その取引 片手?両手?
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2024.03.18
顧客が仲介会社を介して不動産の売買をする際に支払う仲介手数料のお話です。仲介会社が売主・買主両方から手数料を頂くのが両手。一方、売主・買主どちら一方からのみ頂戴するのが片手になります。
多くの仲介会社は一つの取引に対して売りも買いも仲介すると手数料が倍になるわけなので両手を目指していくことが多いです。
顧客からみたら、払う手数料は同じなので関係ないように思われるかも知れません。しかし、両手仲介を狙うあまり、顧客に損失を与えてしまっているケースもあります。
1.まず、自宅を売却する場合 物件を預かっている会社が買主もみつようとするあまり、他社のお客さんを排除することがあります。いわゆる囲い込みです。もちろん、自社で頑張って買主を探すのは良いことですが、他社を排除してしまっては売主の利益にはなりません。
2.今度は自宅を買う場合 この場合は仲介会社からすれば買主からは仲介手数料は貰えるので、売主からも手数料が貰える物件しか顧客に紹介しないことがあります。そうすれば両手仲介になるからです。問題なのは顧客ニーズには合致していても、売主から手数料を貰えない物件は敢えて紹介しないところにあります。
片手、両手の取引形態よりも顧客の利益を最大限考えてくれる会社や担当者に出会えたら良い取引ができると思います。