実勢価格
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2024.04.06
4つの価格のうち取引する上では実勢価格が1番大切ですと先のブログで書きました。では、実勢価格はどのように決めていくのかを今回ご紹介します。実勢価格は3つの方法から算出します。
1取引事例比較法 近隣の家、同じマンションなどが実際にどれくらいで取引されているかをもとに対象不動産の価格を算出していきます。マンションの場合は方位、階、面積で決まってくるので算出は比較的容易です。戸建て(土地含む)の場合は間口、道路や隣地との高低差、境界の有無、擁壁の程度など特殊要因が多いので詳しく査定してもらった方が良いと思います。
2収益還元法 その不動産を賃貸で貸した場合どれくらの収益をあげることができるかによって価格を算出する方法です。例えば年間の収益が200万円で年5%の利回りと想定した場合の価格は4000万円となります。利回りは築年数が新しいほど低く、古い物件ほど高くなります。
3原価法 主に中古戸建、古屋付の土地などの場合に用いられます。中古戸建の場合は土地価格に建物の経過年数を考慮して算出します。土地の場合は更地にした状態の価格になります。解体費や造成費が掛かる場合はその分を考慮した金額になります。